70歳代の両親が暮らす家に帰るたびに感じることは、高齢者にとって、一戸建てを維持することの大変さ。屋根・外壁のメンテナンスや修理はもちろん、庭木の手入れや雨どいにたまった枯葉掃除、高いところにある照明器具の取替え、たてつけの悪くなった雨戸の開閉……。「家を建てた時には感じなかったことが、歳を重ねるごとにシンドクなっていく」というのです。

設備・建材メーカーから提案されている、最近の商品の傾向のひとつに、「家事をラクにする」「掃除やお手入れをしやすくする」とい

うものがあります。忙しい主婦を助ける、という考えから生まれた商品やアイテムが多いのですが、高齢者の日々の暮らしを省力化する、という点で注目できるものもあるように思えます。

今回は、高齢になっても(もちろん若くても)、一戸建ての維持が苦にならない、そんな観点から設備や建材をみていきたいと思います。




サイトの中でのアンケートでも、メンテナンスが気になるアイテムに挙げられている屋根や外壁。建物の寿命を左右すると同時に、住まいの印象を決めるものですから、お手入れやメンテンスが重要な部位と言えるでしょう。数年〜10数年ごとのメンテナンス、塗り替えや張替え、リフォームなどはそれなりに大掛かりになる工事も多く、高齢の方には負担も大きいもの。すこしでも、そういった機会が少なくなるような設備選びをすることも大切でしょう。

たとえば、耐久性や耐候性の高い素材を選ぶ、美しく保つことができるセルフクリーニング機能がある外壁材や光触媒によって汚れがつきにくいものなども検討してもいいかもしれません。また、屋根材も耐久性の高いもの、褪色しにくいものなどを選ぶことによって、メンテナンスの手間を少なく

することができるでしょう。



屋根や外壁材と同様に、外まわりのアイテムは、その性能やメンテナンスの方法や時期など、選ぶ前に必ず確認しておきたいものです。お手入れの簡単さを重視するとすれば、たとえば、人気のウッドデッキであれば、無垢にこだわらず樹脂製を選んでおくということも考えられるのでは? もちろん、無垢材でも薬剤などによって耐久性は高まってきていますが、やはり、樹脂製のほうが、お手入れがラクで手間がかからないと言えるでしょう。

その他、雨どいなども忘れがちなアイテムです。老朽化したり、枯葉がたまることによって、水があふれ、建物本体に被害が及ぶことも。脚立で修理をしたり、枯葉を除去するのは、高齢でなくても大変なこと。耐久性が高く、枯葉などが入り込まない工夫のある商品を選びたいものです。




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